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■第17回 (院長〜2008. 10掲載)

★メタボ猫


H20年より、特定健診が始まりました。子供でもメタボ、メタボと周知しているようです。腹囲測定を
めぐり、医療界でも論議がおきました。男性の85cm以上をメタボラインとしているので、多くの人が
引っかかります。このウエストラインは、うちの猫も問題です。シャム猫、雄、15歳、体重約7kg
腹囲最大48cmで、顔は小さく一見肥満に見えませんが、お尻は大きく、はじめてうちの猫を見た人は、
「大きい猫ですね、妊娠中ですか?(雄なのに)」とか「狸ですか。」とかいろいろ言って頂けます。そう
です、異様におなかが垂れているのです。歩くと、垂れたお腹のぜい肉が大きく揺れます。あと数cmでお
腹の脂肪が床に着いてしまいます。もらわれて来た時は、体重200gでしたが、10人近くの家族で、各々
が猫の関心を得たいため、食べ物を与えた結果、肥満となり、ダイエット後お腹の脂肪が垂れてしまいまし
た。動物病院の先生から、これ以上肥満が進行したら、インスリン注射になりますよと脅され、それ以後怖
くて通院していません。いつも私が患者に言っていることを、逆に言われてしまいました。聴力も低下して
おり、最近は痴呆も出ているのではないかと疑われる症状もあります。夜間、私の姿が見えないとうるさく
鳴いて探し回ります。犬の痴呆によく見られる症状と似ています。母も寝たきりになってから、ウエストが
20cm以上増え、肥満で顔のしわも少なくなりました。移動時には、ヘルパーさん達からも重いですねと
肩で息をしながら言われます。甘いものが好きな母が、食事を嫌がっても甘いものは食べてくれるので、ア
ンコ等をあげてしまいます。父も母に無理やり食べさせてしまいます。身内のメタボコントロール不良で、
私自身体重増加に悩む今日この頃、患者さんのメタボ指導もさらに苦慮しています。追伸;昨年秋に買った
ボート用運動器は、ベットの横で洋服掛けになっています。運動の継続はむずかしいです。


■第16回 (院長〜2008. 8掲載)

★夏の暑さと水分

地球温暖化を夏にはヒシヒシと感じます。ニュースでは、連日熱中症や水の事故の死亡が報じられて
います。ニュースの終わりによくキャスターの方が「脱水症に気をつけて、水分を十分取ってください」と
言います。この言葉に注意しているのは、いつも持病のある方です。特に心不全や高血圧の方の過剰な水
分は命取りになります。昨年の夏でも当院で水分と塩分摂取過剰で、4人むくみと1人心不全悪化があり
ました。女性の一人は他院で漢方薬2種処方され、さらにニュースで水分と塩分摂取の推進を聞いて、水
分と塩分を過剰摂取し、足は象のような状態で、手も顔もパンパンにむくみました。心不全の男性では、
急に下肢のむくみがあり、心肥大悪化していました。降圧剤で今もよく頻用される利尿剤は、水分、塩分
の再吸収を抑制し、循環血液量を減少させることで、降圧効果が生じます。ですから、むやみに脱水を心
配し、水分を過剰に摂取すれば、心不全や高血圧が悪化します。もちろん、脱水は危険ですからのどの渇
きや汗の量に応じて、常温の水分を適量に飲んでほしいです。自分の体の意見によく耳を傾け、適量の水
分と塩分摂取を心がけください。又、患者さんは血液さらさらと言う言葉が好きです。血液サラサラのた
め、1日2リットル以上の水分(食事の水分以外)を取っているという患者は多いです。自分の病気をよ
く理解し、他者の言葉に惑わされないようにしてほしいものです。今年の夏も必要以上に水分と塩分過剰
摂取で、高血圧、心不全の悪化する患者が増えるか戦々恐々の私です。このぼやきを書いた直後、最近、
他院から紹介された心不全の患者が、水分過剰摂取で心不全悪化を生じて受診ありました。暑くて、コー
ラー等の水分を過剰に摂取していたようです。利尿剤増量とし、経過観察中です。


■第15回 (院長〜2008. 6掲載)

★男は愛嬌、女は度胸

勤務医時代は、採血は看護婦さんが採血室で施行しますから、採血後に失神する患者を見たことがありませんでし
た。入院中、採血困難な患者は私がベット上で採血するので失神しません。開業してからは、診察室の隣が検査、
採血室になっていますから、何かあるとすぐにわかります。採血は基本的に座って行います。採血後に気分不良や、
失神を起こす患者が少なくないと実感しました。多くは男性で、特に若い男性に多いです。気が弱いというか、血を見
て血の気が引くようです。私の義理の兄も、採血後に失神し額部を切った経験があります。ですから、この義兄の採
血をする場合、100kgの体重で失神されてはベットに運べませんので、ベット上で採血してもらいます。それでも、ベ
ット上で大騒ぎです。いざと言う時は、やはり女性の方が肝は据わっています。私も医師になってから、心因性で目の
前で完全に気を失った方は2人いました。2人とも男性でした。1人は奥さんの病状を説明している最中で、ショックを
受け急激に血圧が低下しました。もう1人は検査技師で、入院患者が急変し、心臓停止にて処置をしている最中、
機械の設定にモタモタしている検査技師を私が怒鳴った後、その場で気を失ってしまいました。(私のせいではなく、
処置中の血を見て失神したと私は思っていますが)その後、怖い女医さんと言う評判が一人歩きしてしまいました。
どうか気の弱い男性の方は、採血前に一声かけてください。ベット上での採血とさせていただきます。


■第14回 (院長〜2008. 4掲載)


★介護日記@

介護5の母親を自宅介護しています。母親は、2007年1月より、寝たきり状態ですが、介護保険等を使用し、すべ
てのスケジュールができあがっているのでそれほど苦にはなりません。私も自宅下で、開業しており直ぐに対応でき
ます。又、毎日ヘルパーさん、家政婦さん、義姉等に支えられているおかげです。介護5ですが、週4日デイケアに
も行っており、週2回の入浴もあります。一番たいへんなことは、介護5の母でなく、軽い痴呆の介護1の父親の行動
です。私がすることを、父なりに解釈し行動することが、すべて母の介護の妨害となっています。しかし、父に何度言
ってもすぐに忘れるので、イタチごっことなります。母の入れ歯を洗浄し、一晩洗浄剤を入れておきますが、父はその
洗浄剤をゴミがはいったと思い洗ってしまう。母親の顔の手入れにクリームをつけると、汗と間違えふいてしまう。着
替え等をするため、カーテンを閉めると、暗いと思い開ける。私が介護処置のため室内の電灯をつけると、節電のた
め消してしまう。電動ベットの電源を切ってしまい、床ずれ防止ベットの空気が抜けてしまう。ゴミを親切に捨ててくれ
ますが、分別しないので再度分別し直します。お皿も洗いますが、洗剤をつけず、どろどろのまま食器棚にしまうの
で、どの食器が汚れているか、チェックし余計手間がかかります。全く私の後ろにこっそりついて、私のすることすべ
てわざと邪魔をしているのかと思ってしまいます。母の食事介助も食べさせてはいけないものを、無理に口にいれて
しまいます。自分が好きなものは、母も好きだと勝手に思っていますが、全くちがうのです。実際、父は辛党のアルコ
ール大好き、母は甘党の下戸です。その母に無理にお酒を飲ませ、胃潰瘍を作ってしまいました。父親は、こんなに
手伝っているのに、何で娘から文句を言われるのか理解できません。毎日、毎日怒鳴っている私は、ストレス太りして
しまいました。


■第13回 (院長〜2008. 2掲載)


★空気清浄器

早いもので、開業してから今年で10年になります。家族、従業員、患者さん、地域に支えられて、今に至っていると
感謝しています。いろいろな面で後悔している点もありますが、医院の設計にはおおむね満足しています。当院の自
慢に院内がとてもきれいなことが、挙げられます。小さな診療所ですが、毎日ビルの掃除の人に診療所の清掃もお
願いしています。23ヶ月置きには、清掃業者にワックス、エアコン等の専門の清掃を付け加えています。院内の
設計は、私自身がしました。ですから、女性特有の設計、つまり水回り、収納が充実しています。トイレもとても広く、
車椅子が十分に通れるようにしました。小児科を標榜していないのに、おむつ交換マットもあります。医師でなけれ
ば、設計技師になっていたと思います。今でも、家の設計は大好きです。開業当初、全然知らないところから、院内
の見学希望があり、びっくりしたこともあります。特に待合室には、大型の業務用空気清浄器((株)オーデン)が設
置してあります。開業当初、費用を抑制するため、空気清浄器の設置など思いつきませんでした。効果もないと思
っていましたから。しかし、私の父親の付き合いの関係で、設置する羽目になりました。私はかんかんに怒り、父は
自分が費用を持つからと言いましたが、そんなことはできず、しぶしぶ購入しました。最初、空気清浄器の効果など
関心なく過ごしていましたが、23年経って初めて気がつきました。通常なら、ほこりまみれになる造花に全くほこり
がついていないのです。誰か掃除したのかと聞くと、誰も掃除していないことが判明しました。その後も掃除せず、い
つほこりがつくか観察中ですが、ほこりはつきません。おそるべし、業務用空気清浄器。しかし、維持に費用がかさ
みます。家庭では、購入、維持はむずかしいです。(1−2ヶ月毎にフィルター交換5000円) そろそろ、空気清浄器
を新しい物にした方が良いと言われますが、院内をどんなにきれいにしても、保険点数はかわりません。きびしい保
険医療体制では、むずかしいと悩む日々です。

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