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第31回 (院長〜2012.11掲載)

★「秋の運動」

以前にもぼやきで、私の「秋の運動」習慣を載せました。運動器具が、洋服掛けになっていると。しかし、今は違います。
いつも患者さんに運動しましょうと言っているのだから、まずは自分からやってみせないといけないと内科医として自覚しました。
又、体重の増加が原因で、膝の痛みも生じました。これはやるしかないと覚悟を決め、この2年、グータラダイエットを開始しました。
介護で外出はできませんから、いままで購入した、運動器具を再開しました。体重減量を目的にしないで、ブヨブヨの体に筋肉を
付けようと開始しました。最初は、やり過ぎで、翌日に筋肉痛を生じていました。夕食1−2時間後にわずか15分から30分程度の運動です。
ですから、体重は最初の3か月は全く落ちませんでした。しかし、二の腕に筋肉のコブが触れるようになりました。
下肢では、大腿四頭筋の存在を実感できました。食事は、カロリーチュックとし、カロリーダウンできる食品は、すべて変更し、アルコールも
カロリー減としました。1年で、5キロ減量できましたが、だれも気がついてくれません。
2年目に10キロまで減量したところで、急に周囲に気づかれるようになりました。筋肉も下肢に付いてきています。膝痛も減少しています。
もちろん、まだ、外見上は、筋肉質には程遠いです。食事量は、確実に減っていますが、好きな物は食べています。
ケーキは約400キロカロリーですから、朝食として食べています。アイスクリームは、コンビニで、1個80キロカロリーの豆乳のおいしいアイス
を見つけ、食べています。我慢することは、全くしませんが、自己コントロールさえできれば、ダイエットは成功します。
やっと患者さんにダイエットができますと言えるようになりました。
チョコット運動とカロリーチュックで、ダイエット。お金でなく、筋肉を貯筋しましょうを合言葉にしています。

第30回 (院長〜2012.5掲載)

★「検査を止める決断」

開業当初から、その当時にはめずらしく大腸ファイバー(CF)検査をしています。最初はいろいろな先生から、CFしているんだと
言われました。最近では、開業でCFはもう珍しいことではなくなりましたが。最近のCFは、機能が進化し、拡大機能を搭載しています。
他の検査もそうですが、10年経過すると、新しい機能や技術、病気についての新たな見解などで、治療や検査方針が変化します。
特にCFは検査前に患者に大量の下剤を飲んでもらいます。多くの患者さんの不満はその下剤です。2リットルもあり、途中で吐いて
しまう人も多いです。そのため、CFは胃カメラと違い、気軽に頻回の検査ができません。小さなポリープもできるだけ取るようにしてきました。
しかし、最近の傾向は、小さいポリープでも悪性があることがわかり、そのためには気軽に生検(ポリープなどの一部をとること)せず、
拡大内視鏡で、悪性の有無のチュックが必要となっています。大腸の粘膜は胃の粘膜より薄いので、何度も生検すると線維化し、
悪性と判明した時、根本的に切除できなくなります。又、ポリープ切除の技術や道具も進化して、当院の様な小さなクリニックでは対応
できなくなっています。大きなポリープでは、取ってからでないと入院が必要かどうかわからないことも多いです。CFを一人でできるように
なるまでの、時間、労力は大変なものでした。ですから、CFを当院で止めようと決定することは、とてもさみしいことでした。新しくCFの
購入も考えましたが、当クリニックで根本治療ができなければ、患者さんに再度CFをお願いし、再度2リットルの下剤を飲んでもらわな
ければなりません。そろそろ、潮時と感じました。
外科医が年齢的にメスをおく(手術を辞めること)気持ちが理解できる年齢になったと感じます。

第29回 (院長〜2012.2掲載)

★「宇宙語」

2012年となり、今年は良い年であってほしいと思った途端、地震の頻度が多くなっています。今年も地震と縁が切れないと感じます。
イヤダイヤダとぼやいています。新年早々、レセプトコンピューター(レセコン)の変更書類が届きました。IT関係の書類を読んでいると、
全く何が何だかわかりません。一応、パソコンを使っていますが、最低限のことしかできません。習ったわけでなく、全くの自己流です。
いい加減です。。基礎はまったく理解していません。
ですから、IT用語を羅列されると、私には読めるけど何を言っているか不明で、まるで宇宙語です。
OSの切り替えと言われても、OS?よく耳にするけど、なにかのシステムらしいけど、なんの、どこのシステム?
OS Etch? Ubuntu?なんのことでしょう。コンピューターの容量に関しても、ギガとかメガとか、何度説明されても頭に残りませんし、
その容量がどのくらいかピンときません。わたしには使用できれば良いので、フルに使えるほど容量がいっぱいになるとは考えられません。
ですから気にしないので、余計理解できないという悪循環に陥ります。このようなことを言っていること自体が、老化なのでしょう。
携帯電話も通常のものから、スマートフォン?に面倒なので切り替えていないと、甥にそれが年寄りの始まりと言われ、内心ショックを受け
ています。自慢げに買い変えてやろうかとも思いますが、できないとイヤだし、使いこなせないのは目に見えているし、心揺れています。
イヤダイヤダとぼやく日々が続いています。

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